前々職の先輩がとても好きだと言っていた『あぶない刑事』シリーズの最初の映画を観ることにした。
国際便のフライトで『帰ってきた あぶない刑事』も観たので、原点に立ち戻る意味も込めての視聴である。
みんな若くて、アクションが激しかった。
40年くらい前の横浜の街もちらほら観られるのだが、意外と横浜が変わっていないことに少しびっくりした。
いつも通りネタバレ全開です。
鑑賞映画_2026/04/26
あぶない刑事(1986年)
キャッチコピー
「ケガする前に、捕まりな。」
「取り扱い注意。」
「ヨコハマに、火傷しそうな刑事(デカ)がいる。」
「ヤバイくらいマブイやつら。」
上映時間
1時間39分
鑑賞周回数
1回目
はねいぬ感想)
夜の横浜(?)のパトロールから始まるオープニング。
あぶない刑事のタカとユージの軽い感じが、またいい感じ。
仕事なんてこんな感じでいいのになとか思うが、神奈川県警だとあまり笑えない。
いや、笑えない神奈川県警だから笑えるシーンと考え直した結果笑えた。
警察署内で下ネタ・セクハラ・喫煙などなど、時代を感じつつも懐かしくも感じる。
そしてなんでだろうか、とても落ち着くのだ。
スーパーマーケットで銃を所持した犯人と遭遇するも、人質を取られてお互いに手錠をさせられるときに言う「幼稚園のお遊戯じゃないんだ、照れちゃうぜ」にウイスキーを噴き出しそうになる。
しかも「照れちゃうぜ」を2人でハモっちゃうし。
そして手をつないだままタンゴ(?)を踊りながら本署に戻るなんて、発想すらできない。
風俗店取り締まりとか、張り込み調査で女性の部屋をのぞくとか、刑事なのかどうかすら危ういから、あぶない刑事なのかもとか、思うことがちらほらある。
『あぶない刑事』とは、とても面白く想像を膨らませるタイトルだなと、感心させられた。
廃れた港での銃撃戦やダンプカーの荷台に飛びつくアクションなど、CGのない時代だからこそ目が釘付けになってしまった。
電話での話し方がカッコいい。
今はスマホでヘッドセットとか使うから、わざわざ受話器を持つことどころか受話器するない。
だけど本作の頃は、受話器は大きいしコードレスでもない。
だからか、受話器とコードがけっこう目立つし、その扱い方でその場の雰囲気も伝わってくる。
だからか、シーンや心情に合わせた受話器の持ち方やその姿勢が、1つの見せ場のようになっていた。
便利を優先して無くなってしまったけど、久しぶりにみるとやはり格好いい。
クライマックスは期待通りの港での銃撃戦で決着。
一瞬だけだけど『おそ松さん』のおそ松と十四松が脳の引き出しから出てきそうになったが、無心で引き出しを閉め込めることに成功した。
決着後からエンディングへストーリーが向かうシーンの、タカとユージのわちゃわちゃがまさか空の上とはね。
しかも漫才みたいで楽しそうだったから、さわやかなハッピーエンドでとても心地よく観ることができた。
苦手だったこと
全然なかった。
むしろ全編が懐かしさと面白さと爽快さに溢れていた。
考えさせられたこと
クライマックスに近づいていくとき、タカとユージから拳銃を持ってくるように言われたときの、トオルの行動とその行動に対してしっかりサポートする同僚、トオルの行動から透けて見えるタカとユージの行動を察し見逃す課長に感動した。
なんで感動するんだろうと考えたとき、はねいぬが感動したのは課長のタカとユージへの信頼と課長の覚悟だと思い至った。
課長はタカとユージの行動を察し、それが自分にも彼らにも、そして部下たちや警察組織にすら大きなリスクがあると承知の上で見逃したのだ。
何かあったときには自分が辞職してでも責任を取ろうとしていたその覚悟に、はねいぬは感動したのだと。
もうタカやユージではなく、課長に感動するような年齢になったのかと少し哀しくなるが、年齢とともに感動のポイントはどんどん増えていく気してきた。
課長のような粋で、静かに覚悟を決められるような大人にとても憧れる。

