はねいぬのライフログ

忘れても思い出したい投資の勉強、素敵な本やお酒との出会いを、ライフログとして残しています。

映画ログ #24: 男はつらいよ(映画)

ずっと気になっていたのだけど、なかなか第一作目に出会うことができなくて、スタートできなかった『男はつらいよ』シリーズ。
その一作目をついにアマプラで見つけた。
それならば、躊躇なく観るというのが縁であろう。

ちなみに『男はつらいよ』が気になっているのは、はねいぬの大好きな『ゴリパラ見聞録』で、ゴリけんさんも、斎藤優さんも、絶賛されていたからだ。
人間味とか粋とかが詰まっているらしい。
はねいぬも粋に生きていきたいと思っているので、その『粋』を理解したく視聴してみようと思ったのだ。
気になる点として、斉藤優さんの相方の矢野ペペさんには、全く響かなったということであるが、はねいぬにとって本作がどうなのかは観てから考えればいい。

いつも通りネタバレ全開です。

 

 

 

鑑賞映画_2026/02/02


男はつらいよ(映画)(1969年)

 

 

上映時間

1時間31分

 

 

鑑賞周回数

1回目

 

 

はねいぬ感想)

下町情緒あふれるオープニング。
はねいぬがこち亀で勉強した下町の雰囲気が、冒頭のオープニングに詰まっている。

さくらさんのお見合いに行く行かないの話になって、「お兄ちゃん、忙しいんじゃない?」と聞かれた寅さんが、「忙しいって言っても、歯磨いているだけだけど」に、コーヒースプラッシュしそうになる。
現代でも十分面白いセリフは、往年の名作たる所以だろう。

妹の大事なお見合いの場で、酔っ払って言いたい放題、やりたい放題の寅さんに、こち亀の両津勘吉師匠が重なる。
口八丁なところも面白おかしく似ているのだ。
ダメな人間だなぁと思うのだけど、面白さが上回るから楽しめてしまう。
自分の近くにいたら楽しいだろうけど、毎日だとしんどいタイプ(笑)

頭に血が上ると妹にビンタしたり、大暴れしたりと、とんでもないキャラクター。
喧嘩のあとはコロッと仲直りするなど、はねいぬ的にはコミュニケーション取りにくそうなタイプ。
どんなことを考えているのか、前半ではさっぱりわからない。

京都にいてもう柴又には帰らないって啖呵切ったのに、朝令暮改で帰ってくる。
話し相手によって声色をコロコロ変える、やりたい放題なのだな。

フラれて落ち込んで、のび太のように押し入れで一人凹んでいるときに、寅さんが押し入れにいることを知らないとらやの面々が、寅さんがフラれたことを知り、身の程知らずのバカだバカだと飽きれられ、自業自得とまで言われるシーンはなかなかに切ない。
博さんには、さくらさんのことで、決めつけ見下し発言で言いたい放題だったのに、それがそのまま自分に降りかかってくるのだから。
しかも自分はフラれて惨めで仕方がない心情が、ヒシヒシ伝わってきた。

はねいぬの感想は、かなり矢野ペペさんよりだ。
ジェットコースターのような寅さんの心情のアップダウンのおかげで、飽きずに見終えることはできたが、『粋』についてはよくわからなかった。
もう少し『男はつらいよ』の勉強が必要そうだから、続編も見てみよう。


苦手だったこと

はねいぬが『粋』ではないからだろうか、それとも現代の映画やSNSに毒されているからなのだろうか、寅さんの心の芯が見えてこない。

やたらと他人や若者を見下す節があるのが苦手。
時代的に年齢の差が上下関係の基礎になっていたりするとか、あるのだろうか。
年齢による上下関係を、はねいぬもそんなに意識しないが、あからさまな見下しと決めつけはけっこう苦手なのだ。

寅さんの軽い請け合いからの無責任さ、他人の気持ちが分からない、他人の立場になれない、それでいて正論を言われたら話をそらして逆切れ。
どうにもこうにも苦手なポイントだった。
結果として、妹のさくらさんが好きな人と結婚できたからいいけど、ぶっちゃけ寅さんがいなくても同じ結論になりそうな流れの中に、不必要な一悶着を入れる役割に疑問を感じてしまう瞬間がある。
それがなかったら映画にはならないこともあるけど、一人になった時に見せる優しさや悲しみから感じられる人間味にほっこりさせてもらえるのがクセになりそう。

 

考えさせられたこと

寅さんは、なんだかんだ周りの話をちゃんと聞いているし、周りの目をすごい気にしている。
だからか、誰かが話しているときもしっかり聞いて、わざわざ悪態をつく。
悪態はあんまり聞けたものでないが、寅さんみたいキャラクターは、この時代で共感されていたのかもしれない。
もしそうだとしたら、なかなか生きにくい時代だったものだな。

相手のことをこうだと勝手に決めつけたり、見下したりするのは、少しだけ共感する部分がある。
なんとなくだけど、はねいぬも自分を守りたいときにしがちだと思っている。
だから寅さんは自分より劣っている部分を強引に見つけ出そうとしたり、勝手にそう決めつけることで、強引にでも相手を自分より下だと思い込みたいし、思わせたいのだろう。

寅さんは自分の存在意義を守りたいという不安を強く持ち、その不安を表に出して弱さを見せたくない人なんだろうな。
これこそが、寅さんの人間味なのだろうか。
この部分にはかなり共感できる。

 

 

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