前回からアニメ映画が続いているが、それこそまさに日本のアニメのすごさの証明であろう。
気になっていたけど、映画館では観れなかった鬼太郎の映画を視聴した。
子供のころからゲゲゲの鬼太郎はずっとアニメをやっていた。
その割にはストーリーや、最終回の記憶はないし、鬼太郎のことも全然知らなかったので、好奇心から視聴した。
いつも通りネタバレ全開です。
鑑賞映画_2026/01/24
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版(2024年)
上映時間
1時間45分
鑑賞周回数
1回目
はねいぬ感想)
鬼太郎と猫娘の等身が、、、スタイル抜群になっていてびっくりの冒頭。
話は戦後まで戻り、八つ墓村やTRICKのような村の有力者の相続会議からの大乱闘そして殺人事件と、鬼太郎っぽさはねずみ男みたいな小柄なおじさんくらいしかない。
世間からかけ離れ、よそ者を嫌う村人とその村の常識も含め、妖怪さんがいらっしゃらない鬼太郎はなんだか不思議な感じ。
はねいぬの知っている鬼太郎のアニメには妖怪は普通にいるのに、本作は開始30分くらいは妖怪っぽい見た目の村人と、摩訶不思議なゲゲ郎がいるくらい。
途中「銀座のパーラーでクリームソーダを喫した」で、はねいぬもクリームソーダを喫したくなった。
日本に帰国するときの、食べたいもの・飲みたいものリストに追加しておこう。
妖怪の登場は本作中盤。
やはりというか、ゲゲ郎とねずみ男似の小柄なおじさん(やはりねずみ男だった)の周りで起きる。
山の妖怪から水木と逃げるときのゲゲ郎のアクションといい、リモコン下駄といい、鬼太郎感がとても高まった。
墓場で運動会はなかったけど、墓場で酒飲みシーンで本音を語るゲゲ郎と水木は、悲しさよりも居酒屋でのシーンみたいで、なんだか普通に思えてしまったのが面白い。
やってみたいけど、できないことだから、より記憶に残ったのかもしれない。
般若面をかぶった修験者チックな敵とゲゲ郎の格闘シーンにちょっとびっくり。
そんな武闘派に見えなかったからね。
エンディングは冒頭につながっていて、鬼太郎の出生の秘密や家族もタイトル通り分かる作品。
面白さも楽しさも、嫌な感じも胸糞さもある、抜群のエンターテインメント作品だった。
そうそう、ねずみ男、すごい感性がまともで、普通の良い人(妖怪)。
苦手だったこと
本気になって決心を決めた沙代怖い。
これまでやりたい放題だった龍賀の悪者たちが、恨みを持った者たちに無惨に殺されていく。
残虐な殺され方だけど、ざまぁと思えるほどなのは、はねいぬの本心なのか、それとも嫌なキャラクターのせいなのか。。。
だけど、決心した沙代に殺されそうになる水木を沙代を殺すことで止めた敵の長田、、、なかなかない主役の生存ルートかもだけど、なんとも言えない後味を残す。
ラスボスは沙代に殺され沙代を殺した龍賀家よりもさらに胸クソだった。
幽霊族も人間も家族も孫も、全てを自分のために利用していた。
それが孫の体を乗っ取って、身体は子供、顔が爺さんともなると、見た目からも気持ち悪いほどの胸クソさを増長してくれる。
クソラスボスが、すっごい小物となって、クソラスボスにふさわしい結果になるので、胸糞悪さは残らずに虚しさと憐れみしか感じなくなった。
クソラスボスにふさわしいベストエンドである。
考えさせられたこと
ゲゲ郎の「明日を背負い本気で(明るい未来を)願う者」と「変化を望まず、恐れてつぶそうとする者」をそれぞれ「ポジティブで発展した未来」と「変化しないままの未来」を比較しているのが、心に響いた。
はねいぬも社会に出たときは「光と色を活用することで訪れる明るい未来」の実現を夢見てガムシャラだったけど、今はその未来が見えて来ていてあからさまにペースダウンしている。
ペースダウンだけでなく、満足に近いものすら感じてしまっている。
これでは、モチベーションも上がらないし、バイタリティーも発揮できそうにない。
新しいこと、新しい未来、などなど、新しいワクワクを探す旅に出るときがきたのかもしれないな。
幽霊族もゲゲ郎と妻を残して、人間に狩られたというのが、なんだか重たい。
人間はなんでも自分たちのためだけに狩る、幽霊族も、動物も、魚も、植物かも、怪獣も、宇宙人も、そして人間も。
いろいろな作品で正義と悪になる。
実際そうだと思うけど、どっちに振れるかは紙一重だし、正義と悪が共存している。
不思議な生物だと思う。
戦時中の回想シーンが頻繁に差し込まれる。
いずれも士官や官僚たちは、兵士や庶民の命や生活を全く配慮せず、自分だけを優先するのような胸クソキャラではあるのだが、きっとモデルがいたのだろう。
何かを思うというわけではないが、醜悪な人間にはなりたくはないし、なっても幸せになれる気がしない。
ラスボスの時貞の水木への余裕満点の見下し発言が「会社を2つ3つやる、もっといい服を着ろ、御殿に住んで運転手付きの高級車に乗れ、美酒に美食、美女にたっぷり味わえ。これぞ人生ぞ」。
はねいぬも水木と同じ「つまんねぇ」と、思った。
会社も欲しいし、お金も豪邸も欲しい、美酒も美食も美女も欲しいけど、それらを得ることが人生の目標でも目的でもないからなのかな。
やってきたことへの対価として欲しいくらいなのかもしれないな。
bounddog-yellow.hatenablog.com
bounddog-yellow.hatenablog.com

