はねいぬのライフログ

忘れても思い出したい投資の勉強、素敵な本やお酒との出会いを、ライフログとして残しています。

自分の成長のための本 #5:V字回復の経営(増補改訂版)(三枝匡著/2021年)

現在のミスミ様の社長、三枝様の本。
エンパワーメントの本『社員の力で最高のチームを作る』の猛烈版という感じ。
そらつぶれそうな事業のV字回復だから、当然と言えば当然なのかもだけど、その内容は猛烈で過激。
ドラマ以上にドラマチックなことが、V字回復には必要なんだと感じながらも、エンパワーメントでもあるんだなと感じた。

はねいぬは経営者じゃないけど、そんな機会があったらまた読み直そう。
もちろんチームを率いることになっても。
できればぬるくやりたいけど、ビジネスで勝ち抜くことは、ぬるくなさそうだ。
はねいぬのログに残したいことが、いくつもあるので、ログに残させていただく。

 

 

ログ1)

組織を変革していくためには、社員が共有できる「コンセプト」「理論」「ツール」などを経営トップが提示することが重要である。もちろんそれらは明快で強力なものでなければならない。

 

はねいぬ思考・考察)

社員との「共有」が必要なことは、必須だと思う。
共有できないことは、結局進むべき方向があいまいになるからだと思う。
共有できる「コンセプト」作りはきっと難しい。

『社員の力で最高のチームを作る』にもあったような、共有すべきことは、コンセプトだけでなく、そこに基づく理論的なデータや、ツールによって、社員やチームが心配することないような状態を提供することができるリーダーは、結構理想的だな。

 

 

ログ2)

企業競争のカギは、そうした顧客の様々な要求に組織としてどう迅速に応えるかだ。
つまり顧客の要求を、社内のしかるべき部署にいかに迅速に戻し、その部署の中でいかに迅速に処理するか。

 

はねいぬ思考・考察)

顧客の要求に的確に迅速に応えること、言葉はシンプルだけど実施することが難しい。
だからこそ組織で情報を共有し、しかるべき部署を選定し行動に移すことが必要なんだろうけど。
社員全てが、このスピード重視の対応を念頭に置いて行動できるようなチームが必要だ。
情報共有と自信の自覚、そして自ら動く自発的な行動を、各個人が持てる組織が、競争に勝てる企業なんだろうな。

それと顧客からの信頼。
信頼してもらわないと、そもそも要求すらもらえなかったりするからね。

 

 

ログ3)

黒岩が言いたいことは、社員の心に響く戦略を作り上げようということだった。
「われわれが『戦略』や『商売の基本サイクル』をいじくりまわす目的はただ一つ・・・幹部や社員のマインドを一つにすること」

 

はねいぬ思考・考察)

マインドを一つにすること、ここでも社員の力を最大限発揮してもらうことが、目的っぽい。
人の能力はベース能力の差よりも、心の状態の差の方が大きいようだ。
同僚やチームと仕事をするときもそうだし、自分の仕事や趣味への取り組みも、心の持ち方で結果は結構変わりそう。

そして心が良い状態をキープするためには、分かりやすくて心に響くモノが必要なんだと思う。
心に響く戦略、システム作りよりも先にやるべきだし、作り上げるのも難しそうだ。
だからこそ作り上げてしまえば、自分も仲間も能力全開になり続けられる。
やってみた方が良いな、と思ったのでやってみるか。

 

 

ログ4)

改革シナリオの検討作業で、黒岩莞太や五十嵐直樹が一貫して問うたのは、「事業の存在価値があると言い切れるストーリーが描けるか?」だった。

 

はねいぬ思考・考察)

この文章は、人を見る目を養ったり、投資家の視点として、心に残っている。
その人の仕事の存在価値は何なのか、その仕事は本当に必要なのか、自分の仕事は本当に必要なのか、人に振る仕事はその人にとって価値があるのか、しっかり考えさせられた。

投資家視点としては、気になった会社様の事業は本当に社会に必要なのか。
ビジネスが成り立つだけで、コスパの良い価値を供給し続けられるのか。
その事業は、いつまで存在価値があるのか。

などなど、行動のたびに意識したいくらいの文章だ。

 

 

ログ5)

あの敗戦をもたらした旧日本軍の話にも通じる。内向き志向だと、競争や戦略に対する認識が遅れてしまうのです。

 

はねいぬ思考・考察)

最近のはねいぬの思考が、まさに内向き志向だと痛感させられた。
ある程度の規模の会社で、ある程度の業務を任せてもらえると、その状態が普通であり常識であると錯覚してしまう。
社外の人と話したりしないと、その錯覚すら気付けなくなる。

はねいぬ視界を狭めてしまう恐怖の状態。
社内でもできる限り色々な人に絡んで、休日は外出して見聞しなきゃ。
はねいぬ見聞録。

 

 

ログ6)

政治性の強い人は、細かいことをあげつらって、それで全体を否定するような話術に長けています。こちらはその上を行くものを用意しなければいけない。理論性の最大の敵は政治性ですが、その政治性にこちらも政治性で対抗したら、同じ穴のムジナになってしまう。

 

はねいぬ思考・考察)

いた、政治性の強い人。
そんな人の話が腑に落ちなくて、嫌な気持ちになる理由がとっても明確に説明されていて嬉しい。
そう、偏見であげ足取って、それを誇大解釈して否定してくるタイプ。
心に全く響かないのに、うるさくつまらない話をするから、否定どころか議論すらもする価値がないと思ってスルーしていると、いつの間にか議論していた内容が霞の様に消えていって、時間も霧のように消されて、やる気もなくさせる人だ。

お同じ穴のムジナには絶対なりたくないけど、話もしたくないんだよね。
もう上長に行って排除するか、周りからせめて排除するしか方法ないのかな。
あとはさっさと逃げるか。

いずれにせよ、政治性が理論性の最大の敵であるのであれば、政治性が強い人とのビジネスは少なくとも技術系企業では関わるべきではないんだろうな。
結構ストンと、はねいぬの方針が決まった素晴らしい視点だ。