はねいぬが紙媒体の日経新聞を好む理由、それは欲しくない情報も入手できるし、想定していない情報に出会えることもあるからである。
Amazonでの本や商品購入と、実際の書店や店舗での商品購入との違いと似ている。購入するものが決まっている場合は圧倒的にオンラインのほうがコスパとタイパが優れるが、相対外の楽しみに出会えるのは実店舗が圧勝する。
ラッキーにも出会えた情報も含め、気になった情報をログとして残し、はねいぬの糧とするのだ。
19面:大機小機 日本の賃金はやがて上がる
日本の賃金が上がらない理由は、そんなに労働力不足ではないから?
抜粋)
この30年、世界に門戸を開いた中国の労働力が供給力を増やし世界経済をインフレなき繁栄に導いた。日本の企業は国内の労働力不足を中国はじめ、海外の労働力で補うという合理的選択をした。
これがこの本の主張である。つまり国内での労働力不足を豊富な中国の労働力で補ったのだ。だから日本の労働市場の需給はタイトにならず、したがって賃金を上げる必要がなかったのである。
はねいぬ思考)
中国の労働力を活用してモノ作りを安く大量に実現してきたのは、日本だけではないと思う。
欧米メーカーだって、メードインチャイナはたくさんある。
それでも欧米の賃金は上昇している。
ということは、「中国の労働力活用 = 自国の賃金上昇抑制」だけでは、賃金上昇の根拠に十分ではない。
ということは、日本が中国に生産量を出し過ぎたのか、それとも日本が生産していたモノ自体がどこで作ろうが購入者にとって差がないようなモノだったのか、その両方もあり得る。
他にも、日本で作っていたものは、生産設備と材料さえあればどこでだれが作ってもだいたい同じで、生産場所は関係ないとか、なのかもしれない。
上記の通りならば、日本のモノ作りは衰退するのは普通のことで、その程度のモノ作りであれば販売価格の上昇は受け入れられず、賃金も上昇しないのも普通。
こんな状況であれば日本企業の世界での勝ち方は、高品質だけでは話にならない。
高品質であることを前提に、市場の未来を予想したイノベーティブなモノを作り続けることだと思う。
ニッチトップとグローバルトップで、かつ中長期の成長を意識した企業が、応援投資すべき企業なんだろう。